2007年 04月 30日 ( 1 )

2007年 04月 30日
よかった、と心から思える瞬間
ちゃーです。
馬話。

昨日、天皇賞(春)というとっても由緒正しきG1レースがあったわけですが、
今年の優勝馬は僕の心の友、メイショウサムソンでした。

何故彼が好きなのか、少し考えてみる。
まず、馬本人について言及するならば
彼はあまり優秀な血統ではない。
さらサラブレットは血統が命、血で走るのである。
かのディープインパクトなんてそれはもう素晴らしい、一流血統なわけだが
サムソン君はそうではない。
下手すると、中央競馬ではなく、地方競馬に売り飛ばされていたかもしれない、
それぐらい期待されていなかったのだ。

また、騎手は今年40越えの石橋さんである。
普通の人は競馬の騎手と言うと武豊しかしらないわけだが、
競馬ファンであっても石橋さんはなかなか知らない、
少なくともサムソン君と出会うまで、僕も名前を知らなかった。
通常(かどうかは分からないが)競馬は、日常的な馬のトレーニングをする人、と
実際にレースで騎乗する人は各々違う人で、つまり分業されている。
だが期待されていない馬は、専用の騎手を雇うと余計なお金がかかるから、
というのでトレーニングをしている人をそのままレースに騎乗させたりする。
まさに、サムソン君がこれなのだ。
この意味では、与えられた本当に少ないチャンスを
見事に活かした石橋騎手はすごい。

ディープインパクトのような、世間から脚光を浴びて、一流のスタッフと
莫大な資本に支えられ、当然の如く勝つ強い馬、
この対局にサムソン君はいる。
何故、彼が勝てたのか?
一つには、日頃のトレーニングから本番まで、
まさにパートナーとして一緒に過ごした石橋騎手との絆の力であろう。
また一つには、彼特有の「他の馬と並んだら、何が何でも抜かさせない」
勝負根性、精神力の強さであろう。

ファンである僕が言うのもなんだが、彼は決して能力の高い馬ではないと思う。
だが、彼が勝つと嬉しい。
実直であることの尊さを見せてくれるから、
努力は実ることを教えてくれるから、
才能なんて無くても、期待なんてされてなくても、
結果は残せることを証明してくれるから。
本当に涙が出る。
ありがとう、
おめでとう、
サムソン。
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by dr_q | 2007-04-30 06:59 |